オリジナル編曲
「既存曲リストに欲しい曲がない」「欲しい曲がオルゴール化されていない」「自作曲のオルゴールが欲しい」などの場合、弊社ではご希望の曲をオルゴール編曲し、1台から製作いたします。(別途「オリジナル編曲料金」がかかります。)
曲によっては、既存曲リストから漏れている場合もありますので、まずはお問い合わせください。
社内に専属のオルゴール編曲者がおりますので、どんなに些細な事でもお気軽にご相談ください。
お問合せには、LINE>もご用意しております!
「オルゴール編曲について」もぜひご覧ください。編曲についてよくいただく質問
Q.どんな曲でもオルゴールにできますか?
A.曲によっては編曲不可能な曲もあります。
オルゴールの編曲は、電子音のように好きなように自由には行えません。
オルゴールという楽器で演奏するための編曲なので、オルゴールの機構上の様々な制約を考慮しなくてはなりません。
Q.オルゴール用に自分で編曲したものがあれば編曲料金はかかりませんか?
A.編曲料金はかかります。
「オルゴール用」と言っても、オルゴールの機構上の制約条件に則ったものではないと思われます。
たとえプロの作曲家の方からのご依頼でも、弊社でオルゴール条件に則った編曲を行っております。
また、編曲費には編曲だけでなく、曲をオルゴールの図面化する作業も含まれております。
Q.曲はどれくらいの長さが入りますか?
A.オルゴールメカタイプによって異なります。
オルゴールタイプ | 入る曲の長さ |
18弁タイプ | 約15秒 |
23弁タイプ | 約25~30秒 |
30弁タイプ | 約25~30秒 |
50弁タイプ | 約1分~2分 |
72弁タイプ | 約1分30秒~2分 |
目安としては上記の表のようになります。
23弁タイプと30弁タイプでは長さ的には同じになりますが、 30弁タイプの方が
音楽的に豊になります。
また、23弁タイプでは編曲不可能であっても、30弁タイプでは編曲可能な場合も多々あります。
Q.納期はどれくらいかかりますか?
A.お選びいただくオルゴールメカタイプによって異なります。
まずはご注文いただく前に編曲検討(ご希望部分がご希望のオルゴールメカタイプで編曲可能かどうか)を
させていただきます。(検討は無料です。ご安心下さい。)編曲可能という結果で、正式ご注文いただいてから
18弁~30弁タイプまでは、既存曲の場合の納期に+1週間加えてください。
50弁、72弁タイプの場合は約2ヶ月~お時間かかります。
オルゴールメカタイプ | 既存曲 | オリジナル編曲(新規編曲) |
---|---|---|
18弁 | 5営業日後 | 10営業日後 |
23弁、30弁 | 10営業日後 | 15営業日後 |
50弁、72弁 | 30~45営業日後 | 別途ご相談 |
しかし、プレゼントの場合、納期は重要な問題だと思います。
可能な限りご希望に沿えるよう努力いたしますので、納期だけであきらめず、まずはご相談ください。
オリジナル編曲料金
編曲からご依頼の場合は、製品代金の他に「編曲料金」(音楽設計費)が生じます。
これはオルゴールを製作するための音楽の設計図のようなもので、オルゴールメカの様々な制約、特性に合わせてどのような曲もこちらで編曲する必要があります。
同じ曲を2台目以降ご注文の場合は編曲の必要はありません。
また、編曲図面は弊社で永久的に保存致しますので、何年後でもご注文いただけます。
学校校歌などの場合、一度編曲しておきますと、次年度以降もお使いいただけます。
(その他一般曲の場合も同様です)
オルゴールのタイプ(18弁、23弁、30弁など)によって、編曲費は異なります。
費用は、「オリジナル編曲料金」+「お選びいただく各オルゴールタイプの商品代金」となります。
オルゴールメカタイプ | オリジナル編曲料金 | |
18弁タイプ | ¥33,000(税込) | |
23弁タイプ | ¥55,000(税込) | |
30弁タイプ | ¥88,000(税込) | |
50弁タイプ | 2回転1曲入り | ¥299,200(税込) |
2回転2曲入り | ¥299,200(税込) | |
3回転1曲入り | ¥369,600(税込) | |
3回転3曲入り | ¥369,600(税込) | |
72弁タイプ | 3回転1曲入り | ¥440,000(税込) |
3回転3曲入り | ¥440,000(税込) |
☆18弁、23弁タイプの100台以上のご注文には「量産タイプ」が適応されます
この場合、商品の1台あたりのお値段はかなりお安くなりますが、「金型」というものを
製作しなくてはならないため、編曲料金+金型代金が発生します。
オルゴールメカタイプ | オリジナル編曲料金+金型代金 | |
18弁タイプ | ¥33,000+¥28,600=¥61,600(税込) | |
23弁タイプ | ¥55,000+¥59,400=¥114,400(税込) |
編曲をご依頼の場合の手順
オルゴール化されていない曲を、新しくオリジナル編曲し、オルゴールを製作する事が可能です。
弊社では社内に専属のオルゴール編曲者がおりますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
編曲をご依頼の場合の手順 | |
【1】曲目の有無を再確認します 自作曲以外の場合、既存曲リストにご希望の曲がない場合でも、オルゴール化されているか、念のためもう一度メール、LINE,お電話などでお問い合わせ下さい。 (リスト未掲載の曲も多数曲ございます) |
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【2】編曲の検討を行います オルゴール化されていなかった場合、ご依頼曲がご希望のオルゴールメカタイプで編曲可能か事前に検討いたしますので、以下のものを弊社までお送り下さい。 ●音源(必ずお願いします) CD、MD、カセット等をご郵送、mp3などのデータをLINE,メールなどで送信、もしくは、YouTubeなどで曲が聴けるものがある場合は、URLをLINE,メールなどでお送り下さい。 ※オルゴールに入れたいご希望部分もお知らせ下さい。 ●ご希望曲の楽譜 入手困難な場合は結構です。ただし、50弁、72弁の場合はご用意下さい。 |
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【3】編曲費は前金にてお願いしております 正式ご注文いただきましたら、ご注文内容をまとめた受注書をお送りします。そちらをご確認いただき、編曲費のご入金をお願いします。 ご入金方法は下記A~Cの中からご検討下さい。 A.銀行振込、郵便振替ご希望の場合 編曲費のみ事前のご入金、もしくは全額事前のご入金、どちらかご検討下さい。 ご入金の確認後、編曲に着手します。 B.クレジット決済ご希望の場合 全額まとめてのご請求になります。 ご案内をお送りしますので、お手続きの確認後、編曲に着手する流れとなります。 C.コンビニ後払い決済の場合 編曲費のみ「銀行振り込み」もしくは「郵便振替」のどちらかで事前にご入金をお願いします。 ご入金の確認後、編曲に着手します。 残金は商品到着後、最寄りのコンビニエンスストアにてお支払い下さい。 | |
【4】オルゴール完成までの流れ ①編曲開始 ②編曲完成~サンプル音をご送付 ③サンプル音をご確認いただき、もし、オルゴールの機構上可能な内容でしたら修正のご要望にもお応えできますが、 ・編入部分の変更 ・オルゴールメカタイプの変更 ・ご注文のキャンセル に関してはお受けできかねますのでご注意ください。 ④編曲ご承認後、オルゴールメカの製作に入ります。 ⑤商品を発送致します。(お支払い方法が銀行振り込みか、郵便振替のお客様の場合は、お振込みの確認をさせていただいてからの発送となります。) |
編曲資料送付先
〒393-0044
長野県諏訪郡下諏訪町湖浜6154-6
(株)オルゴール 編曲担当 清水
TEL:0266-27-0656
F A X:0266-28-4976
編曲についてのお問い合わせはこちら
◆編曲担当より◆
編曲者は日々、何曲も編曲をしているわけですが、お客様にとっては「オンリーワン」。
その事をいつも忘れないよう心に留め、「オルゴールにして良かった!」と思っていただけるような編曲を目指し、取り組んでいます。
また、オルゴールの編曲のご注文は「初めて」のお客様がほとんどです。
どうかご不明な点や不安な事などございましたら、編曲担当までお気軽にご相談いただければ幸いです。
著作権について
1.弊社契約会社(JASRAC、Nex Tone)管理曲について
弊社にて使用許諾申請し、一括して支払い手続きを行います。
この場合、著作権に関してはお客様には何もご負担いただく必要はありません。
(但し、「レコード会社の専属曲」に関しましては別途専属料をご負担いただくことがありますので、既存曲リスト備考欄に「専属曲」とある場合はお問い合わせください。)
2.上記以外の非管理曲について
基本的にはお客様が曲目権利所有者(作曲者など)より直接許諾を取っていただきます。
オルゴール編曲について
オルゴール編曲。あまり聞き慣れない言葉だと思います。
オルゴールという小さな楽器の厳しい制約の中で、その曲の魅力を表現しなくてはなりません。
世の中に出回っているいわゆる「オルゴールCD」のほとんどが、実際のオルゴールではなく、オルゴールの音を使って自由に編曲された「オルゴール調の電子音」です。
実際のオルゴールは、あのように自由な編曲はできません。
以下、おおまかですがオルゴール編曲についてご説明いたします。
「オルゴール編曲」は一般の音楽の編曲とは大きく異なります |
「オルゴール」という小さな楽器を作るために、さまざまな制約があります。 そのため、オルゴール編曲では「作曲(編曲)技法」と「設計技術」の両面を駆使して メロディーを助ける「伴奏と和音」を考えます。 器楽曲の編曲にはそれぞれの楽器の特性を理解している必要があるのと同じように オルゴールの編曲でもオルゴールを一つの「楽器」ととらえ、その特性を十分熟知して いないと編曲は不可能です。 例えばピアノで弾くときれいなハーモニーがオルゴールメカでも同じようにきれいに響くとは限りません。 オルゴール独特の「響き」「共鳴」なども理解し、よりオルゴールで美しく聴こえる音の組み合わせを 追求します。(オルゴールは音の「強弱」を出せないため、これらの表現も大変難しいものがあります。) この編曲作業は、弊社の編曲担当によって行われます。 |
オルゴールに入る曲の長さ(「編入部」といいます)について |
オルゴールメカのタイプによって異なります。 例えば18弁タイプの場合、目安として「4分の4拍子」の曲では「8小節入る」とされていますが、 必ずしもそうとは限りません。 実際にはシリンダー(ドラム部分)1回転が約15秒なので、15秒分の音楽が入ります。 従って、この15秒の中で演奏(鳴奏)できる長さになります。 そのため、ゆっくりした曲などは8小節分入らない事もあります。 弊社ではお客様から新規に編曲のご依頼を受けた場合、編曲担当がお客様のご希望を十分に お伺いし、事前に検討し、その結果(18弁タイプで編曲可能かどうか?18弁タイプが不可能な場合、 他機種ではどの部分が入るか等)をお知らせしてからご注文いただく事が可能です。 |
櫛歯=振動版の配列について |
「18弁」、「23弁」、「30弁」など、オルゴールのタイプ名に付く 数字は櫛歯の弁の数を表しています。 オルゴールでは櫛歯の一本一本がピアノの鍵盤にあたる部分になりますが、その音の並び方は ピアノのように♪ドレミファソラシド♪とはなっていません。 オルゴールではその曲に必要な音だけを抜き出して弁に当てはめていくので、♪ドミソラシ♪などと なっている場合があります。 ここで一番のポイントとなるのは、音を並べる際のルールです。 ある音が連続して使われたり(連続同一音)、近接して使われる場合、 その音は1つの弁では足りません。 オルゴールでは弁をはじいて音を発音するため、はじくことによって振動が生じます。 その振動が止まるまでその弁は音を発音出来ません。 そのため、振動が止まる前に同じ音を使いたい場合は、同じ音の弁を隣へ用意しなくてはなりません。 このようなルールに従って音を並べていくと、♪ドレミミソララド~♪のように同じ音を2つ、あるいは 3つ用意することもあります。(同一音は3つ並べる事が限界です) そのため、18弁(18音)といっても「18種類の音」が使えるわけではありません。 また、オルゴールのタイプによって並べた音の音域(一番低い音から高い音までの幅)も異なり、 18弁タイプの場合は2オクターブ~2.6オクターブぐらいでないと櫛歯の加工(調律)ができなくなります。 その点もふまえて音を選んでいかなくてはなりません。 調律の制約に合わせて調律しますので、曲の調(キー)が原曲と異なる調になるケースも多々あります。 このようにまず曲のメロディーで使われている音を並べていきます。 そして残りの音を「伴奏弁」として考えます。 時に、伴奏音がとても少ないオルゴールがありますが、これはメロディーで使う音が多く必要だったために 伴奏用に使える音が確保できなかったためです。 また、連続同一音の音を省略してしまう事がありますが、これは同じ音を3つ並べてもそのリズムが 出せない場合や、どうしても必要な伴奏音の確保のために同じ音をいくつも用意できなかったためです。 |